親元を離れて、島に住む。
2018年に学生寮が開設されました。管理人は島の出身者です。下宿を選ぶ生徒もいて、PTA役員には下宿長と寮長、漁協支所長が入っています。親元を離れる生徒を、島ぐるみで見ている構造です。
北海道・天売島。働き、学び、島と生きる。
天売高校を知る北海道天売高等学校 羽幌町立・夜間定時制課程・普通科 / 全国、道内全域から出願できます
このページは、羽幌町 地域おこし協力隊 天売高校生徒募集担当の伊藤が個人で制作した非公式の案内です。学校および羽幌町教育委員会とは関係ありません。
在校生は10人。そのうち8人が、昼のあいだ漁業や水産の仕事をしています。給食センターで調理と清掃をする生徒、保育園で園児の保育にあたる生徒もいます。
早い生徒は3時半に起きて、4時40分には仕事場にいます。船が出る時刻は自分では決められません。海と、その日の漁が決めます。
これは「アルバイトができる高校」という話ではありません。島の産業の一員として数えられ、大人と同じ時間に動き、責任のある持ち場を受け持つ。そこで起きることが、そのまま学びになります。
仕事の時間は漁獲次第で動きます。長い日もあれば、海が荒れて仕事そのものがない日もあります。
島の産業は漁業です。タコ、ウニ、ホタテ、カレイ、タラ。海に出る仕事があり、丘で仕上げる仕事があります。獲るところだけでなく、扱い、加工し、届けるところまでが仕事です。
ただし、全員が漁業に就いているわけではありません。天売高校は水産高校ではなく、普通科です。働かないという選択もできます。
10人が働いている場所
在校生10名という人数では、学年や性別を仕事と一緒に書くと個人が特定されます。人数だけを載せています。
時給、働ける時間、仕事の決まり方、ケガをしたときの扱いを学校・町教委に確認して追記
教室は集落の中の木造校舎にあります。ただ、学ぶ場所はそこだけではありません。昼の職場も、土曜の講師も、行事も、通学路も、島の中にあります。
昼に働いた漁協の作業場も、園児をあずかった保育園も、歩いて15分の範囲にあります。授業で聞いた話の相手が、翌日の仕事場にいます。教科書と生活のあいだに距離がありません。
それを狙って設計した学校ではなく、島が小さいから結果的にそうなっています。
島の西側には、人の住まない断崖が続きます。1938年に国の天然記念物「天売島海鳥繁殖地」に指定され、国指定鳥獣保護区でもあります。繁殖するのはウトウ、ケイマフリ、ウミガラスなど8種。
天高祭、島民大運動会、島内クリーン作戦、うに祭り。学校の行事は、島の行事とほとんど地続きです。
ウトウの巣穴は環境省の調査で30〜47万。「約100万羽」は羽幌町観光協会などが用いる数字で、環境省の鳥獣保護区指定計画書は約60万羽としています。最新の公式数値に統一
カレイの燻製、タコの燻製、ウニの缶詰、スモークサーモン。公式サイトが工程を公開している4つの実習があります。普通科でありながら「水産海洋基礎」を設置しています。
燻製室ができたのは1960年。60年以上つづいている実習です。2018年には真空包装機やレトルト機を入れ替えました。
現在実施している実習内容を学校に確認して更新
学びのページへ2014年に始まった土曜授業です。島の人が講師になります。海鳥、漁業、島の歴史と文化、和太鼓、そして地域おこしのアイディアを考える時間まで。
ねらいは「郷土を知り、郷土を愛する心の育成」——島を離れるときに、天売島という郷土に誇りを持って巣立ってほしいという考えから生まれました。
今年度のメニューと講師を学校から取得して掲載
そして、夜は高校生。
仕事を終える。
島の道を、学校へ。
そして、夜は高校生。
島に夜開いている店はありません。日が落ちると、集落は静かになります。そのなかで、校舎の窓に灯りがつきます。
課程は夜間定時制、学科は普通科。入学のときに、3修コース(週25時間・3年)と4修コース(週20時間・4年)を選びます。2002年に3年修業制度が導入され、令和3年度入学生までは全員が3修コースを選んでいました。2005年からは一部科目履修制・二学期制です。
夜間定時制は、遅れている学び方ではありません。働くことと学ぶことを結ぶための仕組みです。
教育課程をくわしく見るいまの在校生は10名。1年生1名、2年生4名、3年生5名です。教職員は令和5年度で12名——生徒とほぼ同じ人数でした。授業はわからないところで止まり、理解できるまで繰り返せます。
起きるのは3時半の生徒もいれば、7時半の生徒もいます。働く時間も4時間から12時間まで違います。それでも、10人全員が21時15分に同じ校舎から帰ります。
この10行は、いま在籍している10人の一日です。並び順は起床の早い順で、誰がどの行かはわかりません。10人という人数では、学年や性別を仕事と一緒に書くと個人が特定されるため、載せていません。
沖に出た生徒は、昼にいったん戻って片づけと仮眠をとります。数学科教員の実践報告には「小中学校でつまずいている生徒も多い」という記述があり、そこから始める前提で授業が組まれています。
授業の開始時刻と、欠航・時化の日の扱いを学校に確認して追記
生徒の一日(10人のうちの例)
いずれも在校生10人の実際の一日から起こしたものです。誰の一日かがわからないよう、近い過ごし方どうしをまとめ、時刻に幅をもたせています。
PTAの役員には、下宿長と寮長、そして漁協支所長が入っています。親元を離れる生徒を、島ぐるみで見ている構造です。
土曜の天売学の講師は島の人です。昼の職場には親方がいます。学生寮の管理人は島の出身者です。学校の先生だけが大人ではありません。
島留学が始まってからは生徒の大半が島外出身で、全員が同じように親元を離れて来ています。2017年度は在籍8名中7名が札幌や東京から、2022年度は在籍者全員が島外出身で3名は道外でした。関係のつくられ方が、全日制の高校とは違います。
学校へ行く。買い物をする。診療所へ行く。港から島外へ出る。仕事を終えて、夜の教室へ向かう。
天売島での3年間は、島全体が生活の舞台になります。
学校はここ。買い物はここ。診療所はここ。港はここ。ピンを選ぶと、その場所が生活の中でどんな意味を持つのかが出ます。
地図から暮らしを読む
2018年に学生寮が開設されました。管理人は島の出身者です。下宿を選ぶ生徒もいて、PTA役員には下宿長と寮長、漁協支所長が入っています。親元を離れる生徒を、島ぐるみで見ている構造です。
在校生10人のうち8人が漁業・水産の仕事に関わっています。給食センターで調理と清掃をする生徒が1人、保育園で園児の保育にあたる生徒が1人。漁業の8人のうち1人は、島の飲食店のホールも手伝っています。
アルバイトではありません。船が出る時刻は自分では決められず、持ち場には責任があり、隣で働いているのは島の大人です。仕事の時間は漁獲次第で動きます。長い日もあれば、海が荒れて仕事そのものがない日もあります。
働かないという選択もできます。天売高校は水産高校ではなく、普通科です。
島にあるのは個人商店が2軒。夜に開いている店はありません。ATMは郵便局の中に1台で、島の会計は現金のみです。冬に船が止まると、商店の棚から商品が消えることもあります。
店名・営業時間・支払方法は、推測で書きません。現地で確認したものだけを登録していきます。
島の地図で確認する港から学校まで1.1km、歩いて15分。島の中は歩くか自転車です。本土との行き来は船だけで、羽幌港から30km、フェリー「おろろん2」で約95分、高速船「さんらいなぁ2」で約60分。どちらも焼尻島を経由します。支払いは現金のみです。
2014年から、土曜に「天売学」があります。島の人が講師になり、海鳥、漁業、島の歴史と文化、和太鼓を扱います。
休日の過ごし方、部活動の活動日、島での余暇の実際を在校生に取材して追記
10月から4月はフェリーが1日1便だけになり、高速船も運休します。国土交通省の調査(2020・2021年度)によれば、冬の欠航率は月によって50%近くになることがあります。実際に2025年1月には4日間続けて欠航しました。荒天のときは札幌〜羽幌のバスまで運休します。
島から出られない日がある。物資を積んだ船が来ないので、商店の棚から商品が消える日がある。これは克服できる不便ではなく、島で暮らすということそのものです。隠さずに書きます。そのうえで、ご家族で話し合ってから決めてください。
| 月 | 平均気温 | 日最低 | 降雪量 |
|---|---|---|---|
| 12月 | −1.7℃ | −4.7℃ | 154cm |
| 1月 | −4.3℃ | −8.3℃ | 159cm |
| 2月 | −4.0℃ | −8.4℃ | 110cm |
| 年間 | 8.0℃ | 4.1℃ | 535cm |
気象庁の平年値(1991〜2020年)。天売島に観測所はないため、本土側の羽幌観測所の値です。島は海に囲まれ風が強いので、体感はこれと異なります。冬は島の西側の道路6.3kmが通行止めになります。欠航時の通学・生活の扱いを学校に確認
公立高校なので授業料は高等学校等就学支援金の対象です。フェリーには学割があります。そして夜間定時制なので、昼に働いて自分で稼ぐこともできます。
| 項目 | 金額 | 補足 |
|---|---|---|
| フェリー(2等・大人片道) | 2,330円 7〜8月 2,520円 | 羽幌⇔天売。学割は1,870円(7〜8月2,020円)。「学校学生生徒旅客運賃割引証」が必要で、学生証だけでは使えません。小人1,170円 |
| 高速船(大人片道) | 4,170円 7〜8月 4,360円 | フェリー2等運賃+急行料金1,840円。学割は3,350円(7〜8月3,500円)。冬期は運休運航期間を羽幌沿海フェリーに確認 |
| 札幌〜羽幌(沿岸バス) | 4,700円 | 特急はぼろ号。札幌駅前32番のりば、約3時間20分運賃と便数を沿岸バスに確認 |
| 羽幌ターミナル〜フェリー乗り場 | 200円 | 連絡バス約10分 |
| 授業料 | 公立のため高等学校等就学支援金の対象。世帯年収により実質無償の場合あり | |
| 学生寮 | 2018年開設。島出身者が管理人。食事の有無も要確認 | |
| 下宿 | PTA役員に下宿長が入っています | |
| 町の支援制度 | 帰省交通費補助などの有無 | |
| 昼の就労収入 | 漁業・水産加工など。時給と働ける時間の目安 |
確定しているのは船賃とバス代だけです。寮費・下宿費・授業料・就労収入は仮の値なので、確認して差し替えてください。船・バスには学割のほか、夏休み親子割引(7月第3土曜〜8月20日・3割引)と宿泊研修団体割引(15名以上・5割引)があります。
学校は、就職・各種専門学校・短大・高等看護学校・4年制大学への進路実現が可能としています。夜間定時制なので、昼に働いて大学への進学費用を自分で貯めた卒業生もいます。
簿記検定3級、危険物取扱者乙種四類、実用英語技能検定、ビジネス文書実務、情報処理、珠算電卓、漢検、数検。資格取得に向けた講習があり、取得すると単位が認定されます。夏季・冬季には進学講習もあります。
3修コースを選べば3年で卒業できるので、同学年と同じ時期に進学・就職へ進めます。
直近3年の進路実績を、年度・集計期間・人数を明記したうえで学校から取得して掲載 古い実績を現在の実績のように見せないため、数字が揃うまでは件数を掲載しません。
進路のページへ中学3年生だった当時の私は、世間一般でいう不良ごっこをしている小さな男だった。(中略)職場の親方をはじめとする島民の方々、天売のことや分からないことを教えてくれる先輩方のおかげで、ひとまわりもふたまわりも成長できたと思う。
天売高校2年(当時)渡部彬人さん
『季刊ritokei』39号/離島経済新聞「島人コラム」2022年11月
在校生の言葉は、本人と保護者の同意を得たうえで掲載します。切り抜いた短い一言ではなく、島に来た理由、初めての仕事、大変だったことまで含めた記事として載せる予定です。
在校生・卒業生への取材と、掲載同意の取得
電話でも構いませんし、見学に来ていただくのがいちばんです。「まだ迷っている段階で」という連絡でまったく問題ありません。全国、道内全域から出願できます。募集人数は40名、入学試験は毎年3月。編入学の募集はありません。
学校 01648-3-5144 / 羽幌町教育委員会 0164-68-7010
学校生活、水産実習、天売学、行事、入試・学校見学、島の暮らし——この6つのカテゴリで、日付・カテゴリ・見出しの順に並べていく場所です。ダミーの記事は置きません。最初の1本が出たときに、ここから始まります。
更新の担当と頻度を決める
1954年10月1日、天売中学校に併置される形で開校しました。2024年に創立70周年。羽幌町立で、北海道の離島では唯一の町立・夜間定時制課程・普通科の高校です。
社会や地域の期待に応え、天売でしかできない教育の実践と社会に自立し共生できる人を育む
学校サイトの表記です。羽幌町のページでは末尾が「将来を担う人を育む」になっています。現行の文言を学校に確認 キャッチフレーズは「生徒全員主人公」。
学校が公表しているスクール・ポリシーから。3年間で育てようとしている力は、この3つにまとめられています。
スクール・ミッションは、社会人としての基本的な資質・能力を身に付け、地域の課題に主体的に取り組み、自ら解決していく生徒を育てること。
多様な環境や状況に、柔軟に対応できる力
自己理解力、多様性受容力、自律心
主体的に行動する力
自己肯定力、協働力、想像力、判断力
課題を発見し、新しい価値を生み出す力
課題発見・解決力、創造力、表現力
出典:北海道天売高等学校 公式サイト「学校教育目標」。重点目標として、確かな学びと豊かな成長、ICTの効果的な活用、「主体的・対話的で深い学び」の充実、安心・安全に学べる学校の4つが挙げられています。
隠さずに書きます。1958年に161名だった生徒数は、島の人口減少とともに減り続けました。2015年には4名まで落ちています。
そこから全国募集を始めて、2023年度には17名まで戻りました。この学校は一度は消えかけて、島外から来た生徒に支えられて持ち直しています。いまの在校生は10名です。
開校から現在まで(1954–2026)
全国募集を始めてから(2014–2026)
昼に働いている場所
学年・性別と仕事を組み合わせると個人が特定されるため、人数だけを載せています。
いまの1年生は1人です。入学すると、同学年が自分ひとりということもあり得ます。
出典:校長つれづれ日記(2014年8名)、離島経済新聞(2015年4名)、山本大輔論文(2017年8名)、北海道留萌振興局(2022年5月1日現在16名)、校長挨拶(令和5年度17名)、Wikipedia(1958年161名)、現在の10名は生徒募集担当者による。記録が確認できた年だけを点で示しています。点と点の間の年は不明です。2024・2025年度の数字を学校に確認
全国募集を開始してから3年目(2017年ごろ)の時点で、中途退学者は一人も出ていませんでした(当時の校長談)。その後の状況を学校に確認
1963年に完成した木造の校舎に、1974年に屋内体育館が加わりました。1960年にできた水産実習室(燻製室)は、いまも実習に使われています。現在の施設一覧を学校に確認
数字と日程は、学校の公式サイトが正です。このサイトで拾いきれないものは、以下からそのまま読めます。学校通信の名前は「連絡船」。
令和8年度の校長挨拶では、昭和29年の開校から創立72年、これまでに453名の卒業生が巣立ったと紹介されています(校長:鵜野和憲)。
夜の教室
昼はばらばら。夜は、同じ教室。
起きる時刻も、働く時間も違う10人が、21時15分に同じ校舎から帰ります。
普通科でありながら水産海洋基礎があり、土曜には島の人が講師になる天売学があります。海と漁業は背景ではなく、教育課程そのものと結びついています。
課程は夜間定時制、学科は普通科。入学のときに、3修コース(週25時間・3年)と4修コース(週20時間・4年)を選びます。2002年に3年修業制度が導入され、令和3年度入学生までは全員が3修コースを選んでいました。2005年からは一部科目履修制・二学期制です。
進学に対応する普通科目と、資格取得のための商業科目を備えています。簿記検定3級、危険物取扱者乙種四類、実用英語技能検定、ビジネス文書実務、情報処理、珠算電卓、漢検、数検。取得すると単位が認定されます。
授業は少人数です。わからないところは、時間をかけて理解できるまで何度でも取り組めます。「質問しづらい」「わからないからいいや」で終わらせない、と学校は書いています。
令和7年度の教育課程表(入学者・学年別)は、公式サイトでPDFが公開されています。時間割を学校から取得して掲載
教育課程表を公式サイトで見るカレイ燻製、タコ燻製、ウニ缶詰、スモークサーモン。普通科でありながら水産科目を設置し、公式サイトが工程を公開している4つの実習を、そのまま紹介します。
燻製室ができたのは1960年で、60年以上つづいている実習です。2018年には真空包装機やレトルト機を入れ替えました。獲るところだけでなく、扱い、加工し、衛生を管理し、届けるところまでを、島の基幹産業のなかで学びます。
01
50kg1週間
全生徒と教員が、魚をさばいて乾燥させるまでを手作業で進めます。約50kg分の赤ガレイを一匹ずつさばき、えらと内臓を取り、干すための糸を通す。塩で調味したあと、燻製室で燻乾と風乾を半日ごとに繰り返し、一週間ほどで仕上がります。
02
180kg/日115℃・45分
1日あたり約180kgのウニを、生徒・教職員・手伝いの人が総出で扱います。マキリと専用の割り器で殻を二つに割り、スプーンで身を取り、濃度3%の食塩水で洗って冷やす。身崩れを防ぐミョウバンは一切使いません。100gずつ缶に詰め、脱気と巻締めのあと115℃で45分の加熱殺菌。ラベルを貼って完成です。
03
1.5時間 漬ける4日
紅鮭を3枚におろし、スパイスを入れた食塩水に1時間半漬けます。身が崩れないように樽へ入れるのがコツ。網に乗せて煙でいぶし、4日後に完成します。鮭をさばく工程が、4つの実習のなかでもっとも難しいとされています。
04
100kg10日
材料は管内で水揚げされたミズダコの頭部100kg。皮を剥ぎ、ぬめりを取り、親指大に切ります。難関はぬめり取り。砂糖と塩を合わせた調味料で1日樽に漬け、おがくずを燃やした煙で燻乾、扇風機で風乾。半日ごとに繰り返して、10日で完成です。
工程と数量は公式サイト「水産実習」による。公式サイトの令和7年度の行事写真には、赤ガレイ燻製、ウニ缶、スモークサーモン、タコ燻製の順に記録が並んでいます。月日は公開されていません。各実習の実施時期を学校に確認
地域の自然と水産業をテーマにした課題研究を、毎年、北海道高等学校水産クラブ研究大会で発表しています。令和7年度は「漁村を救え!~ウニ祭り復活プロジェクト~」で全道大会の努力賞。同じ年に、羽幌町文化協会の奨励賞も受けています。
令和元年度の「さよならテープⅡ」では、天売島産の昆布から紙をつくりました。テーマは公式サイトの掲載どおり。
出典:公式サイト「水産クラブ研究発表」。受賞の記載は公式サイトにあるもの(令和7年度)のみ載せています。年度と受賞の対応をこれ以上は補っていません。
2014年(平成26年度)に始まった土曜授業です。島の人が講師になり、海鳥、漁業、島の歴史と文化、和太鼓、そして地域おこしのアイディアを考える時間まで扱います。ねらいは「郷土を知り、郷土を愛する心の育成」。
島を離れるときに、天売島という郷土に誇りを持って巣立ってほしい——そこから生まれた授業です。学校は、土曜に行う理由を、授業時数の確保、地域の教育資源の活用、学校開放講座の3つとしています。
令和8年度 年間授業実施計画
1年生は島を歩いて地理と生きものを知り、2年生は自分の生活体験を人に伝え、3年生は「天売の未来」を一年かけて探究して発表します。3学年が合同で行うのは、4月のクリーン作戦と6月の天売太鼓です。
出典:公式サイト「令和8年度実施予定」。講師の一覧は公式サイトに掲載されていません。講師と、各回の実施日を学校に確認
夜の授業
わからないところは、理解できるまで、何度でも。
公式サイト「教育の特色」より。少人数だから、授業はわからないところで止まれます。
天高祭、島民大運動会、島内クリーン作戦、炊事遠足。学校の行事は、島の行事とほとんど地続きです。
冬の集落
海が荒れる日は、仕事も、船も止まる。
島には路線バスがなく、本土との行き来はフェリーだけです。行事も授業も、この天候の中で組まれています。
公式サイトの行事写真に残っている、令和7年度に実際に行われた行事です。掲載されている順に並べました。月日は公開されていないので、順番だけを載せています。
学校は「全ての行事で主役になれる」と書いています。少人数だからこそ感動を共有でき、それぞれの行事を生徒が主体となって運営する、と。
出典:公式サイト「行事写真」令和7年度(45件)。公式サイトの「生徒募集について」には、このほか球技大会・芸術鑑賞が挙げられています。令和8年度の年間行事予定は公式サイトでPDFが公開されています。各行事の月日を年間行事予定から転記
天高祭(9月ごろ)/島全体の行事です。屋台とステージ発表に約100名が集まります。目玉は「天高ソーラン」——上級生が教え、全校生徒と全教職員が踊ります。
島民大運動会/幼稚園・小中学校・社会人が一緒に走ります。高校生も出ます。島内クリーン作戦、地域のうに祭りにも参加します。
炊事遠足(夏)/ロンババ浜でパエリアや豚汁、焼き肉をつくって、食べたあと海に入ります。
見学旅行/添乗員のいない、自分たちで計画して動く見学旅行です。行き先と日程を学校に確認
公式サイトに載っている部活動は4つです。全国高等学校定時制通信制体育大会と、北海道定通制体育連盟の大会に出場しています。
水産クラブの研究発表は「学び」のページにまとめています。
水産クラブの研究テーマを見る全道大会を目指して練習しています。土日を中心に活動し、大会前は平日の放課後にも練習します。部員は2名で、顧問と試合をしながら続けています。
野球を通じて、技術と知識に加えてチームワークや社会性を身につけることを目的にしています。全国大会出場を大きな目標に、まずは公式戦での初勝利を目指しています。
料理や手芸、ボランティア活動を通じて、生活の質の向上と社会奉仕の精神を育む部です。自分だけでなく関わる人々のウェルビーイングを大切に、家庭的な雰囲気で活動しています。
英語に慣れ親しみ、異文化理解と知識の定着を目的に、月に1〜2回のゆるやかなペースで活動しています。海外のボードゲームでの交流や、英検取得に向けた学習会などです。
出典:公式サイト「部活動」(2026年5月更新)。部員数は公式サイトに記載のあるものだけを載せています。
実習、行事、島の四季。写真が揃い次第、ここに並べます。生徒が写る写真は、本人と保護者の同意を得たものだけを掲載します。
夜の校舎
少人数だからこそ、感動を共有できる。
公式サイト「生徒募集について」より。行事は、生徒が主体となって運営します。
島外から進学するご家族が、いちばん不安に感じることを順に並べました。曖昧な「安心のサポート」ではなく、確認できることだけを書いています。
全校で10名です(1年生1名、2年生4名、3年生5名/男子8名・女子2名)。多くはありません。ただ、島留学が始まってからは生徒の大半が島外出身で、全員が同じように親元を離れて来ています。2017年度は在籍8名中7名が札幌や東京から、2022年度は在籍者全員が島外出身で3名は道外でした。関係のつくられ方が全日制の高校とは違います。在校生・卒業生の実感を取材して追記
少人数なので、わからないところで止まれます。教職員は令和5年度で12名——生徒とほぼ同じ人数でした。数学科教員の実践報告には「小中学校でつまずいている生徒も多い」という記述もあり、そこから始める前提で授業が組まれています。
定時制で、少人数で、全国から生徒を受け入れている学校です。中学時代につまずいた経験を持って入学した生徒もいます。まずは学校か町教育委員会に、事情を含めて遠慮なくご相談ください。学校としての受け入れ方針を確認して記載
希望者が働ける仕組みで、必須ではありません。働かずに勉強や自分の時間にあてる生徒もいます。就労先の紹介方法、労働時間の目安を確認して記載
本当です。2002年に3年修業制度が導入され、3修コース(週25時間)を選べば定時制でも3年で卒業できます。4年かける4修コース(週20時間)も選べます。
合わないことはあり得ます。だからこそ、必ず一度は島に来てから決めてください。オープンスクールはそのためにあります。転学に関する扱いを確認して記載
できます。生徒だけが島に来る合宿型のほかに、家族で移住する親子型、島の祖父母宅から通う孫もどし型があります(いずれも受入制限あり)。羽幌町には空き家バンクの制度もあります(町民課 0164-68-7003)。天売島の登録物件の有無、仕事の相談窓口を確認
ありません。個人商店が2軒あるだけで、夜に開いている店はありません。ATMは郵便局に1台。会計は現金のみです。冬に船が止まると、商店の棚から商品がなくなることもあります。
島には2010年度から光回線が入っており、携帯電話も羽幌町の計画書では「ほぼ全町で利用可能」とされています。キャリア別の実際の電波状況、寮・下宿のWi-Fi、学校でのルールを確認
北海道立天売診療所に、原則として医師1名・看護師1名・事務1名が常駐しています(過去に常勤医が不在だった時期もありました)。歯科はありません。本土側は北海道立羽幌病院(一般病床30床)。診療科・診療日・急病時の搬送体制を町または道に確認
CAREER進路
卒業後の進路は、大学、短期大学、専門学校、就職へ。少人数教育の強みを生かし、一人ひとりが選んだ次の場所へ進むための支援を行っています。
天売高校の生徒たちは、働きながら学校に通う生活の中でも、自分らしい進路の実現に向けて日々学びを重ねています。少人数教育ならではの丁寧なサポートを生かし、令和元年度および令和7年度には国公立大学合格者を輩出しました。
進路先は就職・各種専門学校・短大・高等看護学校・4年制大学。3修コースを選べば3年で卒業できるので、同学年と同じ時期に次へ進めます。
令和元年度と令和7年度に国公立大学合格者を輩出しました。年度と合格先の大学名の対応は資料に含まれていないため、掲載していません。
過去10年の資料に掲載された進路先・就職先を、5つのカテゴリに分けて示します。進学と就職を、同じ重さで並べています。
数値は過去10年の資料に掲載された進路先・就職先の項目数です。卒業者数、合格者数、進学者数、就職者数を示すものではありません。同じ進路先に複数名が進んだかどうかは、この資料からは分かりません。
過去10年の資料に掲載された進路先・就職先の全30件を、5つのカテゴリに分けてそのまま掲載します。
集計期間:過去10年。掲載しているのは確認できた進路先と資格の種類・級です。年度別の人数、合格率、同一進路先への進学人数は含まれていません。
過去10年には、語学、数学、時事、商業実務、情報処理、船舶など、天売島での学びと卒業後の進路につながる幅広い資格取得実績があります。
資格・免許 9件|過去10年
取得記録のある級を、左から順に並べたものです。一人の歩みを示すものではありません。
集計期間:過去10年。掲載しているのは確認できた進路先と資格の種類・級です。年度別の人数、合格率、同一進路先への進学人数は含まれていません。
出典元の資料名・確認日と、過去10年の集計開始年度は、現在確認中です。確認でき次第、ここに追記します。
夏季・冬季に進学講習があります。資格取得に向けた講習もあり、簿記検定3級、危険物取扱者乙種四類、実用英語技能検定などを取得すると単位が認定されます。
少人数なので、一人ひとりの進路に合わせた指導ができます。進学と就職のどちらを選んでも、同じだけ時間をかけて相談できます。
夜間定時制なので、昼に働いて進学費用を自分で貯めるという道もあります。実際にそうして大学へ進んだ卒業生がいます。
開校から2014年までの卒業生は417名。令和8年4月の校長挨拶では、創立72年で453名が巣立ったと紹介されています(集計時点が異なります)。卒業生への取材記事は、本人の同意を得たうえでここに載せていきます。
年度別の進路決定状況(令和5〜7年度)は、公式サイトでPDFが公開されています。
進路決定状況を公式サイトで見る進学か、就職か。まだ決まっていない段階でも構いません。学校生活と島での暮らしを、実際に見てから考えてください。
あわせて読む
全国、道内全域から出願できます。募集人数は40名。入学試験は毎年3月に実施され、編入学の募集はありません。
公式サイトの「入学者の受入れに関する方針」では、「離島・夜間定時制高校」の特色を理解したうえで、次のいずれかに当てはまる生徒を求めています。「いずれかに該当する」とあり、3つ全部でなくてかまいません。
入学を希望する場合は、必ず事前に羽幌町教育委員会へ連絡を。公式サイトでは担当が熊谷さんと案内されています。
自分の夢や将来の目標を持ち、絶えず努力できる生徒
進学でも就職でも、目標を自分で持っていること。
働きながら学ぶ意欲を持ち、人間的に成長しようとする生徒
昼は島で働き、夜に学ぶ。その生活を選ぶ意志があること。
地域と積極的にふれあい、コミュニケーション能力を磨く生徒
職場、天売学の講師、行事。学校の外の大人と関わること。
出典:北海道天売高等学校 公式サイト「学校教育目標」3 (3) 入学者の受入れに関する方針。生徒像の本文は公式の表記どおり、下の一行はこのサイトによる補足です。
生徒だけが島に来る合宿型のほかに、家族で移住する親子型、島の祖父母宅から通う孫もどし型があります(いずれも受入制限あり)。留学期間は3〜4年です。
資料/募集要項や学校案内のPDFは、学校から提供を受け次第、ここに掲載します。教育課程表(令和7年度)は公式サイトで読めます。公式サイトの学校案内PDFは「準備中」です。
教育課程表を公式サイトで見る募集要項の提供を学校に依頼(掲載時はファイル形式と容量を明記)