非公式サイト 制作:羽幌町 地域おこし協力隊 天売高校生徒募集担当 伊藤/学校・羽幌町教育委員会とは関係ありません 学校・町教委とは関係ありません 確認中の項目があります。数字と日程は学校の公表情報が正です。
天売島の高校で暮らす 学校見学・相談

昼は漁師。
夜は高校生。

北海道・天売島。働き、学び、島と生きる。

天売高校を知る

北海道天売高等学校 羽幌町立・夜間定時制課程・普通科 / 全国、道内全域から出願できます
このページは、羽幌町 地域おこし協力隊 天売高校生徒募集担当の伊藤が個人で制作した非公式の案内です。学校および羽幌町教育委員会とは関係ありません。

01朝

教室へ行く前に、
海から学ぶ。

在校生は10人。そのうち8人が、昼のあいだ漁業や水産の仕事をしています。給食センターで調理と清掃をする生徒、保育園で園児の保育にあたる生徒もいます。

早い生徒は3時半に起きて、4時40分には仕事場にいます。船が出る時刻は自分では決められません。海と、その日の漁が決めます。

これは「アルバイトができる高校」という話ではありません。島の産業の一員として数えられ、大人と同じ時間に動き、責任のある持ち場を受け持つ。そこで起きることが、そのまま学びになります。

起床3:30 – 7:30
出勤4:40 – 8:35
働く時間4 – 12時間/10人の平均6.6時間

仕事の時間は漁獲次第で動きます。長い日もあれば、海が荒れて仕事そのものがない日もあります。

02昼の仕事

昼は、島で働く。

島の産業は漁業です。タコ、ウニ、ホタテ、カレイ、タラ。海に出る仕事があり、丘で仕上げる仕事があります。獲るところだけでなく、扱い、加工し、届けるところまでが仕事です。

ただし、全員が漁業に就いているわけではありません。天売高校は水産高校ではなく、普通科です。働かないという選択もできます。

通年タコ天売島の主力。一年を通して水揚げがあります
6月末
–9月上旬
ウニ島がいちばん忙しい時期です
冬タコ・タラ出荷が中心になります。海が荒れる日は仕事も止まります
通年ホタテ(養殖)出荷の時期を確認

10人が働いている場所

漁業・水産8名 漁に出る、丘仕事、出荷。うち1名は島の飲食店のホールも
給食センター1名 調理と清掃
保育園1名 園児の自由遊びと保育

在校生10名という人数では、学年や性別を仕事と一緒に書くと個人が特定されます。人数だけを載せています。

時給、働ける時間、仕事の決まり方、ケガをしたときの扱いを学校・町教委に確認して追記

03島が教室

島そのものが、
教室になる。

教室は集落の中の木造校舎にあります。ただ、学ぶ場所はそこだけではありません。昼の職場も、土曜の講師も、行事も、通学路も、島の中にあります。

海と、産業。

昼に働いた漁協の作業場も、園児をあずかった保育園も、歩いて15分の範囲にあります。授業で聞いた話の相手が、翌日の仕事場にいます。教科書と生活のあいだに距離がありません。

それを狙って設計した学校ではなく、島が小さいから結果的にそうなっています。

自然と、文化。

島の西側には、人の住まない断崖が続きます。1938年に国の天然記念物「天売島海鳥繁殖地」に指定され、国指定鳥獣保護区でもあります。繁殖するのはウトウ、ケイマフリ、ウミガラスなど8種。

天高祭、島民大運動会、島内クリーン作戦、うに祭り。学校の行事は、島の行事とほとんど地続きです。

ウトウの巣穴は環境省の調査で30〜47万。「約100万羽」は羽幌町観光協会などが用いる数字で、環境省の鳥獣保護区指定計画書は約60万羽としています。最新の公式数値に統一

海と港昼の仕事場。10人のうち8人が漁業・水産に関わっています
給食センター調理と清掃。島の子どもたちの給食をつくる側にまわります
保育園園児の自由遊びと保育
島の飲食店漁業部が経営する店のホール
水産実習室1960年にできた燻製室。缶詰と燻製の実習が60年以上つづいています
島の人土曜の「天売学」の講師。海鳥、漁業、島の歴史、和太鼓
集落通学路。港から学校まで1.1km、歩いて15分
04天売学・水産実習

ここでしか、できない授業。

真上からの手元。顔は入れず、工程と道具で成立させます。

水産実習

カレイの燻製、タコの燻製、ウニの缶詰、スモークサーモン。公式サイトが工程を公開している4つの実習があります。普通科でありながら「水産海洋基礎」を設置しています。

燻製室ができたのは1960年。60年以上つづいている実習です。2018年には真空包装機やレトルト機を入れ替えました。

現在実施している実習内容を学校に確認して更新

学びのページへ

天売学

2014年に始まった土曜授業です。島の人が講師になります。海鳥、漁業、島の歴史と文化、和太鼓、そして地域おこしのアイディアを考える時間まで。

ねらいは「郷土を知り、郷土を愛する心の育成」——島を離れるときに、天売島という郷土に誇りを持って巣立ってほしいという考えから生まれました。

講師島の人。漁師、海鳥の研究者、島の歴史を知る人
場所島全体。教室の中だけで完結しません
時間土曜。2014年度から実施

今年度のメニューと講師を学校から取得して掲載

仕事を終えて、学校へ向かう

そして、夜は高校生。

仕事を終える。

島の道を、学校へ。

そして、夜は高校生。

05夜

そして、
夜は高校生。

島に夜開いている店はありません。日が落ちると、集落は静かになります。そのなかで、校舎の窓に灯りがつきます。

課程は夜間定時制、学科は普通科。入学のときに、3修コース(週25時間・3年)と4修コース(週20時間・4年)を選びます。2002年に3年修業制度が導入され、令和3年度入学生までは全員が3修コースを選んでいました。2005年からは一部科目履修制・二学期制です。

夜間定時制は、遅れている学び方ではありません。働くことと学ぶことを結ぶための仕組みです。

教育課程をくわしく見る
1963年に完成した木造の校舎。1974年に屋内体育館が加わりました。
06少人数で学ぶ

名前を呼ばれる距離で学ぶ。

いまの在校生は10名。1年生1名、2年生4名、3年生5名です。教職員は令和5年度で12名——生徒とほぼ同じ人数でした。授業はわからないところで止まり、理解できるまで繰り返せます。

昼はばらばら。夜は、同じ教室。

起きるのは3時半の生徒もいれば、7時半の生徒もいます。働く時間も4時間から12時間まで違います。それでも、10人全員が21時15分に同じ校舎から帰ります。

起床 昼の仕事 学校 就寝

この10行は、いま在籍している10人の一日です。並び順は起床の早い順で、誰がどの行かはわかりません。10人という人数では、学年や性別を仕事と一緒に書くと個人が特定されるため、載せていません。

沖に出た生徒は、昼にいったん戻って片づけと仮眠をとります。数学科教員の実践報告には「小中学校でつまずいている生徒も多い」という記述があり、そこから始める前提で授業が組まれています。

授業の開始時刻と、欠航・時化の日の扱いを学校に確認して追記

登校15:30 – 19:00
下校21:15 10人全員
就寝23:00 – 翌2:00
在校生10名 1年1・2年4・3年5/男子8・女子2
教職員12名 令和5年度

生徒の一日(10人のうちの例)

5:00起床まだ暗い時間。船が出る時刻に合わせて動きます
6:00出勤。海へタコ縄を仕掛ける、魚を獲る。一日11〜12時間、海の上にいる日もあります
昼戻って、片づけと仮眠夜に授業があるので、ここで休みます
18:30
–19:00
登校仕事が長い日は、登校もその分おそくなります
21:15下校春から夏は、ウトウが海から帰ってくる時間帯
23:00
–24:00
就寝

いずれも在校生10人の実際の一日から起こしたものです。誰の一日かがわからないよう、近い過ごし方どうしをまとめ、時刻に幅をもたせています。

07人

見ているのは、
学校だけではない。

PTAの役員には、下宿長と寮長、そして漁協支所長が入っています。親元を離れる生徒を、島ぐるみで見ている構造です。

土曜の天売学の講師は島の人です。昼の職場には親方がいます。学生寮の管理人は島の出身者です。学校の先生だけが大人ではありません。

島留学が始まってからは生徒の大半が島外出身で、全員が同じように親元を離れて来ています。2017年度は在籍8名中7名が札幌や東京から、2022年度は在籍者全員が島外出身で3名は道外でした。関係のつくられ方が、全日制の高校とは違います。

天高祭、島民大運動会、島内クリーン作戦。学校の行事は島の行事と地続きです。
08島での生活

この島で、
3年間暮らす。

学校へ行く。買い物をする。診療所へ行く。港から島外へ出る。仕事を終えて、夜の教室へ向かう。
天売島での3年間は、島全体が生活の舞台になります。

地図から、暮らしを見る。

学校はここ。買い物はここ。診療所はここ。港はここ。ピンを選ぶと、その場所が生活の中でどんな意味を持つのかが出ます。

羽幌港 30km N 1 km

    地図から暮らしを読む

    01——住む

    親元を離れて、島に住む。

    2018年に学生寮が開設されました。管理人は島の出身者です。下宿を選ぶ生徒もいて、PTA役員には下宿長と寮長、漁協支所長が入っています。親元を離れる生徒を、島ぐるみで見ている構造です。

    学生寮2018年4月1日開設。島出身者が管理人定員・費用・食事の有無
    下宿島の家庭に下宿する生徒もいます費用・食事・受け入れ数
    受け入れの形生徒だけが来る合宿型、家族で移住する親子型、祖父母宅から通う孫もどし型(いずれも受入制限あり)
    02——働く

    島の産業の、
    一員として数えられる。

    在校生10人のうち8人が漁業・水産の仕事に関わっています。給食センターで調理と清掃をする生徒が1人、保育園で園児の保育にあたる生徒が1人。漁業の8人のうち1人は、島の飲食店のホールも手伝っています。

    アルバイトではありません。船が出る時刻は自分では決められず、持ち場には責任があり、隣で働いているのは島の大人です。仕事の時間は漁獲次第で動きます。長い日もあれば、海が荒れて仕事そのものがない日もあります。

    働かないという選択もできます。天売高校は水産高校ではなく、普通科です。

    起床3:30 – 7:30
    出勤4:40 – 8:35
    働く時間4 – 12時間/10人の平均6.6時間
    仕事の種類漁業・水産8名/給食センター1名/保育園1名観光・商店・その他の受け入れ先があれば追記
    条件時給、働ける時間、仕事の決まり方、ケガをしたときの扱いを学校・町教委に確認
    03——食べる

    コンビニは、ありません。

    島にあるのは個人商店が2軒。夜に開いている店はありません。ATMは郵便局の中に1台で、島の会計は現金のみです。冬に船が止まると、商店の棚から商品が消えることもあります。

    商店個人商店が2軒店名・営業時間・定休日・扱う品・支払方法を現地で確認して生活ガイドに登録
    飲食島の飲食店の営業情報を現地で確認して生活ガイドに登録
    支払い現金のみ。ATMは郵便局に1台

    店名・営業時間・支払方法は、推測で書きません。現地で確認したものだけを登録していきます。

    島の地図で確認する
    04——移動する

    島に、路線バスはありません。

    港から学校まで1.1km、歩いて15分。島の中は歩くか自転車です。本土との行き来は船だけで、羽幌港から30km、フェリー「おろろん2」で約95分、高速船「さんらいなぁ2」で約60分。どちらも焼尻島を経由します。支払いは現金のみです。

    島内徒歩・自転車。港⇄学校 1.1km/約15分
    フェリー羽幌⇄天売 約95分。2等大人片道2,330円(7〜8月2,520円)、学割1,870円最新の時刻表は羽幌沿海フェリー 0164-62-1774 へ
    高速船約60分。大人片道4,170円(7〜8月4,360円)、学割3,350円。冬期は運休
    本土側札幌駅前32番のりば→羽幌 沿岸バス「特急はぼろ号」約3時間20分・4,700円。羽幌ターミナル→フェリー乗り場 連絡バス約10分・200円
    05——休日

    土曜は、島の人が先生になる。

    2014年から、土曜に「天売学」があります。島の人が講師になり、海鳥、漁業、島の歴史と文化、和太鼓を扱います。

    休日の過ごし方、部活動の活動日、島での余暇の実際を在校生に取材して追記

    06——冬

    冬は、船が止まります。

    10月から4月はフェリーが1日1便だけになり、高速船も運休します。国土交通省の調査(2020・2021年度)によれば、冬の欠航率は月によって50%近くになることがあります。実際に2025年1月には4日間続けて欠航しました。荒天のときは札幌〜羽幌のバスまで運休します。

    島から出られない日がある。物資を積んだ船が来ないので、商店の棚から商品が消える日がある。これは克服できる不便ではなく、島で暮らすということそのものです。隠さずに書きます。そのうえで、ご家族で話し合ってから決めてください。

    羽幌の気象平年値(1991〜2020年)
    月平均気温日最低降雪量
    12月−1.7℃−4.7℃154cm
    1月−4.3℃−8.3℃159cm
    2月−4.0℃−8.4℃110cm
    年間8.0℃4.1℃535cm

    気象庁の平年値(1991〜2020年)。天売島に観測所はないため、本土側の羽幌観測所の値です。島は海に囲まれ風が強いので、体感はこれと異なります。冬は島の西側の道路6.3kmが通行止めになります。欠航時の通学・生活の扱いを学校に確認

    11お金

    3年間で、いくらかかるのか。

    公立高校なので授業料は高等学校等就学支援金の対象です。フェリーには学割があります。そして夜間定時制なので、昼に働いて自分で稼ぐこともできます。

    3年間の概算(保護者の負担)
    —
    費用の内訳
    項目金額補足
    フェリー(2等・大人片道)2,330円
    7〜8月 2,520円
    羽幌⇔天売。学割は1,870円(7〜8月2,020円)。「学校学生生徒旅客運賃割引証」が必要で、学生証だけでは使えません。小人1,170円
    高速船(大人片道)4,170円
    7〜8月 4,360円
    フェリー2等運賃+急行料金1,840円。学割は3,350円(7〜8月3,500円)。冬期は運休運航期間を羽幌沿海フェリーに確認
    札幌〜羽幌(沿岸バス)4,700円特急はぼろ号。札幌駅前32番のりば、約3時間20分運賃と便数を沿岸バスに確認
    羽幌ターミナル〜フェリー乗り場200円連絡バス約10分
    授業料公立のため高等学校等就学支援金の対象。世帯年収により実質無償の場合あり
    学生寮2018年開設。島出身者が管理人。食事の有無も要確認
    下宿PTA役員に下宿長が入っています
    町の支援制度帰省交通費補助などの有無
    昼の就労収入漁業・水産加工など。時給と働ける時間の目安

    確定しているのは船賃とバス代だけです。寮費・下宿費・授業料・就労収入は仮の値なので、確認して差し替えてください。船・バスには学割のほか、夏休み親子割引(7月第3土曜〜8月20日・3割引)と宿泊研修団体割引(15名以上・5割引)があります。

    12進路

    卒業のあとに、
    開かれているもの。

    学校は、就職・各種専門学校・短大・高等看護学校・4年制大学への進路実現が可能としています。夜間定時制なので、昼に働いて大学への進学費用を自分で貯めた卒業生もいます。

    簿記検定3級、危険物取扱者乙種四類、実用英語技能検定、ビジネス文書実務、情報処理、珠算電卓、漢検、数検。資格取得に向けた講習があり、取得すると単位が認定されます。夏季・冬季には進学講習もあります。

    3修コースを選べば3年で卒業できるので、同学年と同じ時期に進学・就職へ進めます。

    直近3年の進路実績を、年度・集計期間・人数を明記したうえで学校から取得して掲載 古い実績を現在の実績のように見せないため、数字が揃うまでは件数を掲載しません。

    進路のページへ
    13生徒・卒業生の声

    この学校を出た人が、
    書いたこと。

    中学3年生だった当時の私は、世間一般でいう不良ごっこをしている小さな男だった。(中略)職場の親方をはじめとする島民の方々、天売のことや分からないことを教えてくれる先輩方のおかげで、ひとまわりもふたまわりも成長できたと思う。

    天売高校2年(当時)渡部彬人さん
    『季刊ritokei』39号/離島経済新聞「島人コラム」2022年11月

    在校生の言葉は、本人と保護者の同意を得たうえで掲載します。切り抜いた短い一言ではなく、島に来た理由、初めての仕事、大変だったことまで含めた記事として載せる予定です。

    在校生・卒業生への取材と、掲載同意の取得

    14学校見学・募集

    資料だけで決められる
    進学先ではありません。

    電話でも構いませんし、見学に来ていただくのがいちばんです。「まだ迷っている段階で」という連絡でまったく問題ありません。全国、道内全域から出願できます。募集人数は40名、入学試験は毎年3月。編入学の募集はありません。

    学校 01648-3-5144 / 羽幌町教育委員会 0164-68-7010

    まず知るこの島に高校があること、夜間定時制であること
    つぎに暮らしを確かめる住まい、買い物、医療、冬の欠航
    学校生活を確かめる授業、実習、行事、昼の仕事
    募集要項を読む募集40名、3月入試
    最後に見学・相談する例年7月に学校見学会、8月にオープンスクール。1泊2日で校舎も授業も寮も島も見られます
    15お知らせ

    まだ、記事はありません。

    学校生活、水産実習、天売学、行事、入試・学校見学、島の暮らし——この6つのカテゴリで、日付・カテゴリ・見出しの順に並べていく場所です。ダミーの記事は置きません。最初の1本が出たときに、ここから始まります。

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